2021年から2022年にかけて、北海道登別市にある陸上自衛隊幌別駐屯地の30代の男性自衛官が、後輩に対し暴行を加えたり、届け出をせずに外出し無断欠勤したなどして、停職6日の懲戒処分を受けました。
停職6日間の懲戒処分を受けたのは、陸上自衛隊幌別駐屯地第13施設群に所属する30代の男性3等陸曹です。
陸上自衛隊によりますと、3等陸曹は、2021年4月、駐屯地内で、後輩の自衛官と口論になり、腹を立てて、胸ぐらをつかむ暴行を加えました。
さらに、2022年1月にも、同じ後輩の自衛官と再び口論になり、SNSで「殺すぞ」などといったメッセージを送り、脅迫したということです。
このほか、3等陸曹は、2022年1月、届け出をせずに駐屯地の柵を乗り越え外出した上、宮城県仙台市のホテルに宿泊し、1日無断欠勤しました。
3等陸曹がいないことに気付いた陸上自衛隊が警察に届け出をし、外出翌日に、警察がホテルで、3等陸曹を発見したということです。
これら3つの事案を受けて、陸上自衛隊は、2月4日付で、30代の男性3等陸曹を停職6日間の懲戒処分としました。
3等陸曹は「深く反省している」と話しているということです。
第13施設群長の橋本隆之1等陸佐は「このたびの事案を受けて、今後一層の身上把握に努め、部隊の規律維持の強化に取り組んで参ります」とコメントしています。