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【苫小牧港フェリー座礁事故】当時の男性船長(59)を業務上過失往来危険の疑いで書類送検 苫小牧海上保安署

北海道放送 2025年2月4日 16時29分

去年7月、北海道の苫小牧港で、フェリーが座礁した事故で、注意義務があるのにこれを怠り、航行を続けてフェリーの往来に危険を生じさせたとして、当時の男性船長(59)が書類送検されました。

業務上過失往来危険の疑いで書類送検されたのは、津軽海峡フェリーの「シルバーブリーズ」の当時の男性船長(59)です。

苫小牧海上保安署によりますと、去年7月2日午後1時すぎ、津軽海峡フェリーの八戸発苫小牧行きの「シルバーブリーズ」は、苫小牧港西港に着岸する際、航路を外れて消波ブロックに衝突し、乗り上げました。

乗客乗員あわせて140人にけがはありませんでしたが、船体には最大長さ約2.23メートル、最大幅約2メートル、最大深さ約2メートルの損傷が生じ一時航行不能なり、11時間以上遅れて着岸しました。

苫小牧海上保安署は、当時の男性船長(59)が、事故の発生を未然に防止すべき業務上の注意義務があるのにこれを怠り、船位を正確に確認しないまま航行を続け、フェリーの往来に危険を生じさせたとして、4日、当時の男性船長(59)を札幌地検苫小牧支部に書類送検しました。

苫小牧海上保安署によりますと、当時の男性船長(59)は「経験に頼って目視だけで航行したのはミスだった」と、容疑を認めているということです。

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