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サケ密漁“トクリュウ”の指示役か 40歳の暴力団幹部の男を逮捕 暴力団の資金源になっていた可能性 北海道斜里町

北海道放送 2025年2月4日 18時59分

去年10月、北海道斜里町の川でサケを密漁したとして男6人が逮捕された事件で、3日新たに40歳の暴力団幹部の男が逮捕されました。

警察は、この男が密漁グループの指示役で、密漁が暴力団の資金源になっていた可能性もあるとみて捜査を進めています。

水産資源保護法違反などの疑いで逮捕されたのは、住所不定の無職で暴力団稲川会系の幹部、根本亮一容疑者(40)です。

根本容疑者は、去年10月2日午後11時すぎ、斜里町の海別川左岸で、共犯者と共謀してサケ約29匹を密漁した疑いが持たれています。

警察によりますと、この事件では、既にベトナム国籍の男ら6人が逮捕されていて、警察は、6人の供述や通信履歴などから根本容疑者を割り出し、裏付け捜査を進め、3日午後2時39分ごろ、福島県郡山市内にいた根元容疑者を逮捕しました。

根本容疑者は、この密漁グループの指示役である可能性が高いということです。

警察は、根本容疑者が容疑を認めているかどうかは明らかにしていません。

逮捕されたベトナム人の男は「SNSを通じて集まった」と供述していることなどから、警察は「匿名・流動型犯罪グループ」=トクリュウの犯行とみて、さらに密漁に関わった人物がいないか捜査しています。

また警察は、密漁で得た金が暴力団の資金源になっていた可能性もあるとみて、金の流れなどを調べています。

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