4日、記録的な大雪となった北海道帯広市では、5日も市民生活への影響が続いています。
ナギーブ モスタファ記者
「トタン屋根がひしゃげて穴が開いているのがわかります」
3日から4日にかけて観測史上最大の大雪に見舞われた帯広市。
帯広三条高校では、野球部の室内練習場の屋根が潰れました。
けが人はおらず、雪の重さが原因と見られます。
帯広三条高校 沼澤圭亮教頭
「生徒が練習中だったらと考えると、きのうは休校でよかった。想像を超えていたのでびっくりした。このあと倒れないか心配している」
住民は、5日朝も早くから雪かきに追われましたが、雪は湿って重く、終わりが見えない作業に体と心の疲れはピークです。
帯広住民
「ずっと雪かきばかりして、いつ終わるんだろうという感じ」
「去年降らなかったから、いつかは降ると思った。のんびりやります」
堀内大輝アナウンサーリポート
「あそこの家も、雪の壁で家から出られないんじゃないですかね。一日経ってもこういう状況」
道路の除雪が追いつかず、5日は帯広市内の39校を含む北海道内186校の小中学校と23校の高校が臨時休校しました。
また、JRは札幌と帯広・釧路を結ぶ「特急とかち」や「特急おおぞら」と根室線の新得・釧路間が終日運休しています。
十勝バスと北海道拓殖バスは、帯広市内と郊外を走る路線バスも終日運休します。
帯広では、日中の最高気温が2℃まで上がる予想で、屋根からの落雪や路面状況の変化に注意が必要です。