札幌市すすきのエリアにあるホストクラブで、多額の未払金を抱えた女性客を性風俗店で働くように斡旋したとして、ホストクラブの店長のほか、性風俗店との仲介グループの合わせて、男女7人が逮捕されました。
逮捕されたのは、すすきのにあるホストクラブ店長、原田雄太郎容疑者(24)や、スカウトと風俗店の仲介グループのリーダー、坂槇伸之容疑者(56)ら男女7人です。
7人は2023年8月、共謀して性的サービスを行わせると知りながら、20代の女性を北海道外の性風俗店に斡旋した疑いが持たれています。
事件の構図です。
警察によりますと、ホストクラブ店長の原田容疑者は、女性の未払いの売掛金約50万円を回収しようと、SNSで知り合ったスカウトに性風俗店の紹介を依頼しました。
このスカウトは、『トリップ』と名乗る坂槇容疑者らのグループに対し、女性を働かせる性風俗店を探すよう要請。
『トリップ』が性風俗店に女性を斡旋し、見返りとして紹介料を受け取っていました。
さらに、紹介料の一部は『スカウトバック』と呼ばれ、スカウトに支払われていたとみられます。
警察はほかにも共犯者がいる可能性があるとして、7人の認否を明らかにしていません。
警察は、SNSなどを通じた『匿名・流動型犯罪グループ』、いわゆる“トクリュウ”による犯行とみて調べています。