アイスホッケー女子のミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選は8日、北海道苫小牧市で行われ、日本(世界ランク7位)はポーランド(20位)を6対0で破り2連勝とし、中国(12位)との最終戦を残して4大会連続5度目の五輪出場を決めました。
■飯塚祐司監督「これまでと違う一体感があった」
Q今の率直な気持ちは?
ほっとしています。この試合、第3ピリオド以内でクリアできる条件の中でも試合をしました。
Q試合前の選手にはどんな声かけを?
試合前の選手は、リラックスというか過度な緊張もなく程よい緊張感の中で、初戦のフランス戦と同じように立ち上がりからしっかりホッケーやってくれたかなと思います。
Q第1ピリオドを振り返って?
スピード、スコアリングに関しては申し分なかった、しっかり決めるとこで決めて早い段階で試合の方向性を決定づけることができてよかったと思います。
Q経験のある選手が機能したのでは?
実績のある選手に加え活躍している選手が融合していい方向にゲーム展開も進んだかなと思っています。
Q試合全体を振り返って?
第2ピリオド以降ポーランドの方も我々のスピードにしっかり対応してきて、隙をもらえなかった。日本代表も失点することなく、スコアリングチャンスを与えることもなく失点0で終われたっていうことは一番よかったかなと思います。
Qチームを率いての苦労は?
オリンピック予選に向けてですね、過去の予選とは違ってなかなか思った通りの活動ができなくて、ずっと国内にいることが多かった。その点、不安もあったが、選手たちもその辺しっかり取り組んだおかげで、今回いい成績が出せたと思って評価しております。
Qこれを乗り越えて、結果が出せた?
ベテラン選手、オリンピックを経験してる選手、またはオリンピック予選を経験してる選手たちが、やっぱりチームを鼓舞して引っ張ってくれたと思います。チームとしては若い選手と経験のある選手が融合する形でこれまでとちょっと違うチームとしての一体感が増してるように思います。若いチームの分だけ、伸びしろもたくさんあると思いますので、あと1年大会までいい強化をできたらなと思っております。
Q明日の試合は?
中国とは来週も東アジア大会で当たる予定ですので、気が抜ける相手ではない。しっかり日本代表のユニフォーム着てる以上、自分たち100%力を出して勝ちに行きたいと思います。
Q1年後のオリンピックに向けて?
オリンピックになると、やはり1つレベルの高いチームとの戦いになりますし、手応えを感じれる大会として4月に世界選手権がありますので、そこへむけて、明日も含めた、成長できた部分、課題としている部分をもう一度精査して、大会に向けて強化していきたいと思います。
■ポーランド戦は6-0
日本は試合開始5分過ぎに前田が鮮やかなワンタイマーで先制点を決めると、第1ピリオドで6点を奪う圧倒的な戦いぶりでリードを守り切り、連勝。勝ち点6に伸ばしました。
この日、フランスが4対1で中国を下して最終予選初勝利を挙げ、勝ち点3を得ましたが、フランスが最終戦で勝利しても勝ち点は最大6。日本が最終戦に敗れ、勝ち点6で並んだ場合、当該チーム同士の勝敗が優先されるため、日本の五輪最終予選1位が決まりました。