北海道十勝の冬の夜を彩る人気イベントの「彩凛華」。記録的な大雪によって一度は中止に追い込まれましたが無事に再開し、雪の効果もあって幻想的な装いを見せています。
十勝川温泉の冬の風物詩「彩凛華」。
農業用の資材を活用した光のオブジェが色鮮やかに輝きます。毎年大勢の観光客が訪れる人気イベントですが…。
・堀内大輝アナウンサー(5日)
「こちら電球で装飾されたビニールハウスで作られた光のトンネルがあったのですが、雪の重みでグシャリと潰れてしまっています」
今月上旬の大雪では、十勝地方で局地的に100センチ以上の雪が積もり、会場も大きな被害を受けました。
通路や光のオブジェが雪に覆われたため、やむなく一時中止に。関係者の懸命な除雪と復旧作業で8日に再開にこぎつけました。
・音更町十勝川温泉観光協会 長嶺奈央さん
「ここまでの雪というのは無かったですね。どうしようかすごく迷う雪(の量)でした。実際(電気を)つけてみたら、また違うきれいさで、雪がないと見られない景色ができた」
オブジェが雪に埋まったことで光が柔らかく反射するようになり、例年以上に幻想的な景色が広がっています。
雪の重みで倒壊した光のトンネルの代わりには、動物のオブジェを新たに設置し、華やかな通路を作りました。
・観光客
「来てよかったなと思った。(中止していたことを)知らなかったので、やっていなかったらショックだったと思う」
彩凛華は音更町の十勝が丘公園で16日まで開かれています。