世界で最も多い14億人の人口を抱えるインドから観光客を呼び込もうと、新たなプロモーション事業が始まりました。
11日午後1時すぎ、新千歳空港に降り立ったのは、インドの旅行会社の関係者です。
これまでのインドからの旅行先は本州が中心でしたが、北海道の旅行商品を作ってもらおうと、日本政府がツアーを企画しました。担当者たちは冬の北海道は初めて。
バスに乗り込むと、さっそく、カイロの使い方を学びました。
「(袋を)振ってください」
視察ツアーは16日まで6日間。札幌市のほか、小樽市や旭川市、登別市方面の主な観光地をめぐります。
インドの観光客が北海道に関心を持つきっかけになると見られているのが、人気の娯楽「映画」です。
こちらは2016年にタイで公開された映画で、赤井川村や小樽市など冬の観光地を舞台にしたラブストーリー。
2025年、インドでリメイク版が公開される予定で、2024年、主演する俳優が札幌市を表敬訪問しました。
日本政府観光局の職員
「インドでは“ボリウッド”と呼ばれるジャンルの映画が人気です。北海道で撮影された映画も、人気が出ると思います」
中国や韓国に続く、新たな観光需要を掘り起すことができるのか、アピールは始まったばかりです。