気温が上がった12日の札幌。
中心部では、ビルから落ちたと見られる雪が、歩行者の頭に当たり、病院で手当てを受けました。
車が雪解けの水をはねながら、走っていきます。
札幌は、日中の最高気温が4.6度と、3月中旬並みの気温となりました。
時おり、湿ったみぞれが降り、傘をさす人の姿が見られました。こうした中、雪の事故も起きました。
午前10時すぎ、札幌市中央区南1条西8丁目にあるビルの関係者から「通りかかった人が、ビルから落ちた雪に当たったようだ」と警察に通報がありました。
警察によりますと、20代の女性が15階建てのビルの東側を歩いていたところ、上から落ちてきた雪が、女性の頭や上半身に当たりました。
女性は、頭の痛みを訴え病院で手当てを受けましたが、目立った外傷はなく、命に別条はないということです。
女性は「半分水のような雪が落ちてきて当たった」と話していて、警察は、ビルの窓のサッシなどから解け出したた雪が落ちたとみて調べています。