今夏パリ五輪で、52年ぶりメダル獲得を狙うバレーボール男子の日本代表12人が24日、発表された。初出場はチーム最年少20歳の甲斐、オポジットの宮浦ら4人。ブラン監督は会見でアウトサイドヒッターは、石川と高橋藍を軸に決めたと明かした。
残る2枠は守備に定評がある大塚と20歳でサーブが得意な甲斐。「日本の戦い方でサーブは重要。強いサーブが打てるのは財産」と新鋭に期待した。選外となった富田将馬(27)はけが人などの交代要員の補欠に回った。指揮官が最後まで悩んだのは2人で争った1枠のリベロ。世界屈指の力を持った2人の守備職人に公平に出場機会を与えた。サーブレシーブ以外のレシーブに定評がある山本が2大会連続で選ばれ、サーブレシーブが得意な小川智大(27)が選外。「相手は強いスパイクを打ってくる」と指揮官は選考理由を説明した。
甲斐優斗「チームを勝たせるためにさまざまな場面でサーブやブロックなどを武器に、世界に引けを取らないプレーを見せたい」
高橋健太郎「一時期は引退を決意していた。妻や子どもたち、私の両親、妻の両親、関わってくださった皆さまに感謝を伝えたい。いかなる場面で出場しても流れを変えられる存在でありたい」
宮浦健人「後悔しないように自分の全てを出すつもりで戦う。目標はメダル獲得」
深津旭弘「全てをかけて五輪に臨み、チーム一丸で、感謝の気持ちを忘れずに戦いたい」