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【高校野球】帯広農のプロ注目左腕・渋谷純希が1安打22奪三振で完封 9回2死までノーノー

スポーツ報知 2024年6月25日 13時58分

◆第106回全国高校野球選手権北北海道大会十勝地区予選 ▽Bブロック1回戦 帯広農4―0帯広緑陽(25日・帯広の森)

 3年ぶりの甲子園出場を目指す帯広農は、最速143キロ左腕の渋谷純希(3年)が9回1安打22奪三振で完封勝利を挙げ、代表決定戦に駒を進めた。

 181センチ、88キロの大型左腕は、NPBスカウトがバックネット裏から見守る中で奪三振ショーを披露した。1回のアウトを全て三振で奪うと、4回2死から8者連続三振もマーク。9回2死から中前安打を許しノーヒットノーラン達成こそ逃したものの、1試合最多奪三振の北海道記録にあと1つと迫る、毎回の22奪三振で帯広緑陽打線を完封した。

 21年夏の甲子園に出場した兄・悠稀さんと同じアイボリー色のユニホームに袖を通した。入学当初から首脳陣が期待を寄せていたが、昨春の関西遠征中に左肘に違和感を感じ、夏の大会後に手術。同秋まで野手に専念し、高校2年間は公式戦登板がなかった。術後は徐々に球数を増やし、出力を上げ、冬の練習中に自己最速の143キロを計測。3月に行った練習試合では、センバツに出場した近江から5回9奪三振。6月の練習試合でも強豪・北照の主力から9回20三振を奪った。

 次戦(29日)は北北海道大会出場を懸けた代表決定戦に挑む。今秋のプロ志望届提出も視野に入れている渋谷は「(帯広大谷、音更の)どちらが勝ち上がってきても、自分の投球をするだけ」と力を込めた。

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