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新十両・生田目が締め込み姿で稽古 恩返し誓う母が好きな紫色を採用 名古屋場所は「優勝したい」

スポーツ報知 2024年6月25日 17時25分

 大相撲名古屋場所(7月14日初日・ドルフィンズアリーナ)を新十両で迎える生田目(なばため、二子山)が25日、東京・葛飾区の部屋で稽古を行った。体になじませるため、真新しい紫色の締め込み姿で立ち合いの確認や、四股、すり足など基礎運動中心のメニューで汗を流した。

 いくつか候補があった中から「母が好きなんです」とタイ出身の母・パチャヤさんが好むという紫色を選んだという。締め込み姿の自己評価は「あまり似合わないですね」と照れ笑いを浮かべた。生田目は家庭の事情などで中学から児童養護施設で過ごし、パチャヤさんとは離れて暮らしていた。新十両会見で「小さい時にやんちゃだったので。(母は)偉大な存在です。離れてお母さんの大切さに気づいて、恩返しをしなきゃというふうになったので、それが力の源になってるのかな」と話していた生田目にとって、またひとつ恩に報いる形となった。

 名古屋場所に向けては「(各段)優勝したことがないので、優勝したいですね」と新十両Vを誓った。突き押しを得意とするだけに「流れに乗ればいけると思います」と言葉に力を込めた。

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