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【広島】正捕手へ不振脱出見えた80打席ぶり4号ソロ 「いいバランスで振っていた」早出特打を見守った新井貴浩監督の予感的中

スポーツ報知 2024年6月27日 5時0分

◆JERAセ・リーグ 広島5―1ヤクルト(26日・マツダスタジアム)

 坂倉は“確信歩き”で右翼ポール際の打球を見送った。1点リードの4回1死から貴重な追加点を奪う4号ソロは5月18日の巨人戦(マツダ)以来80打席ぶりの一発。「あまり覚えてないけど、いい感じで振り抜けた」と控えめに喜んだ。

 6月は19戦で先発マスクは7戦だけ。試合前まで月間打率は1割7厘と極度の不振で正捕手の座は遠のく一方だった。この日は全体練習の早出特打は新井監督も見守った。「いいバランスで振っていた」と、指揮官が試合前から予感していた復活弾。直後の5回守備では好判断で9番・小川のバントを併殺。7回1失点(自責0)で4勝目の九里を攻守で好リードした。

 連勝で今季最多タイの貯金8に戻し、2位とは15日以来の最大3・5ゲーム差。指揮官は「後半戦、彼の力は必ず必要」と言い切る。「責任を持って結果を出せるように身を割いてやるだけ」という坂倉の復調とともに、チームもさらに上昇していく。(畑中 祐司)

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