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J1札幌 7年ぶりの6連敗…FC東京に善戦及ばず…DF岡村大八「守備の手応えは感じているが、何かを変えないと」

スポーツ報知 2024年6月27日 9時18分

◇明治安田J1リーグ 第20節 FC東京1-0札幌(26日・味の素スタジアム)

 北海道コンサドーレ札幌はアウェーでFC東京と対戦し、0―1で敗れた。2017年以来7年ぶりの6連敗。後半39分、相手に右サイドからのクロスを許したところに突き刺され、堅守を破られた。攻撃ではMF菅大輝(25)らが果敢にシュートを放ち続けたが、最後までゴールは割れず。リーグ前半を最下位で折り返しての後半は、痛いスタートとなった。

 6連敗。味の素スタジアムの一角を赤く染めた札幌サポーターは、その現実に静まりかえった。だが、ブーイングは起きない。現戦力で全力を尽くしたイレブンに拍手を送り「コンサドーレ」コールが巻き起こった。

 前節で先発したMF小林祐希(32)が累積警告で出場停止、MF近藤友喜(23)は負傷離脱。ベストメンバーではなかったが、全員でFC東京の猛攻に立ち向かった。

 DF高尾瑠(27)は、相手のU―23日本代表MF松木玖生(21)の鋭い突破に体を張って対処。前半アディショナルタイムにはGK菅野孝憲(40)が相手直接FKを右にジャンプしてセーブしてみせた。

 全員で攻撃を組み立て、MF菅は何度も相手ゴールを脅かした。前半6分にはペナルティーエリア左から左足で鋭い先制シュート。相手GKに阻まれはしたが、同28分にも左サイドからゴールを狙って、CKのチャンスを捻出。後半33分にも枠内にミドルシュートを放った。だが、勝ち点をもぎ取ることはできなかった。

 ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(66)は「勝ち点1は取れてもおかしくない内容だった。けが人が多い中、勇気ある戦いをした」と選手たちをたたえつつ、次節(29日)の新潟戦に向け「我々が勝利できれば残留が現実的になる」と前向きに話した。

 ★DF岡村大八「守備の手応えは感じているが、悪くなかった、で終わらせられる状況ではない。何かを変えないといけない」

 ★MF長谷川竜也「最下位から脱出するという気持ちは見せられたが、それだけでは勝てない。ここでどんな姿勢を見せられるか」

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