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J1ジュビロ磐田が東京ヴェルディに3発快勝…後半戦白星発進に横内監督「選手を誇りに思う」

スポーツ報知 2024年6月27日 9時41分

◇明治安田J1リーグ 磐田3-0東京V(26日・ヤマハ)

 ジュビロ磐田はホームで東京Vを3―0で下し、後半戦を白星発進した。後半6分、今季初先発したMFブルーノジョゼ(26)のクロスがオウンゴールを誘い先制。同16分にFWマテウスペイショット(28)がCKから追加点を挙げ、同アディショナルタイムにはMF古川陽介(20)がダメ押しの今季1号を決めた。守備も踏ん張り、今季4度目の無失点で締めた。

 待ちわびた瞬間がやってきた。直近の公式戦10試合でわずか1勝にとどまっていた磐田が完勝で後半戦のスタートを飾った。白星は5月25日の湘南戦以来、約1か月ぶり。前回敵地で敗れた(2●3)借りを返し、13位に浮上した横内昭展監督(56)は「最後までやりきった選手を誇りに思う」と笑みを浮かべた。

 采配がズバリとはまった。指揮官はこの日、開幕からほぼ不動としてきた右MF松本、左MF平川に代え、MFブルーノジョゼと金子を共に今季初先発で両翼に起用。前半は得点こそ生まれなかったものの、仕掛けたジョゼが倒されPKを獲得するなど両者が推進力を発揮した。スコアレスで迎えた後半6分、右サイドを駆け上がったジョゼがクロス。これが相手DFの背中に当たり、オウンゴールで先制点を奪取した。

 直近2試合は先制後に腰が引け、結果的に追いつかれたがこの日は同じ轍(てつ)を踏まなかった。同16分、左CKをFWペイショットがニアで捉え、頭でねじ込む。指揮官が「2点目が重要。1点を守り切ろうではなく、奪わないといけない」としていた流れを決定づける追加点を奪い、終了間際にも古川がDF4人をぶち抜いてダメ押し点を放り込んだ。

 次は中3日で30日にアウェー・浦和戦が待つ。これ以上ない1勝を弾みに、6月を連勝で締めて浮上していく。(武藤 瑞基)

 〇…試合前、東京VのOB・ラモス瑠偉氏(67)と磐田OBの吉田光範氏(62)によるトークショーが開催された。ラモス氏のヤマハ訪問は約10年ぶり。「JFLの時代から読売とヤマハが引っ張ってきた。今のヴェルディは流れがいいし、ジュビロも前回の借りを返す気持ちがある」と“後輩”たちの熱戦に期待を込めた。また、先着100人に復刻版Jリーグカレーが配布された。

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