◆ＪＥＲＡセ・リーグ 広島４Ｘ―３ヤクルト（２７日・マツダスタジアム）
広島は、坂倉将吾捕手の一打で劇的勝利を収めた。１点を追う９回２死一、二塁。ヤクルト・田口を打ち砕いた。前夜は８０打席ぶりの４号ソロを放っていた背番号３１は、昨年８月２５日のヤクルト戦でサヨナラ犠飛を放って以来、自身３度目のサヨナラ打となった。
１点リードの７回、名手の失策が起点となって試合をひっくり返された。１死から武岡のゴロを、二塁・菊池がまさかのトンネル。試合前から雨が舞う悪コンディションもあったが、微妙に変化したバウンドに対応できなかった。直後、先発・アドゥワがオスナに右前打を浴び、１死一、二塁から松本直に適時二塁打で同点。なおも２死二、三塁でバトンを受けた塹江が、代打・山田の中犠飛で勝ち越しを許した。
初回にも守備のミスが得点につながった。１死から連打で一、三塁となり、村上の飛球を遊撃・小園が落球で先取点を献上。守備の乱れがありながら、敗戦を免れた。
チーム今季初のサヨナラで今季３度目の同一カード３連勝。貯金は今季最多更新の９とした。