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【高校野球】山形城北 初の甲子園目指し1万球ノックで守備強化…山形大会組み合わせ抽選会

スポーツ報知 2024年6月28日 7時16分

 全国高校野球選手権(8月7日開幕、甲子園)の山形大会(同12日から)の組み合わせ抽選が27日、行われた。第2シードの東北文教大山形城北が守備を強化し、初優勝を目指す。

 初の甲子園出場をつかむ。今春の県大会で準優勝し、6年ぶりに東北大会に出場するなど経験を積み上げてきた東北文教大山形城北。夏の大会では強みの攻撃を存分に発揮して、初優勝を成し遂げる。抽選を終えた平田陸渡主将(3年)は「あとはやるだけ。一戦一戦、気を抜かずに戦いたい」と気合を入れた。

 課題の守備を克服し、勝ち進む。春季東北大会の初戦・弘前学院聖愛戦では失策から追加点を許し1―3で敗戦。県大会でもミスが目立った。「守備を克服するために、内野手は1万球、ノックを受ける練習をしています」と主将。22日から始めた猛特訓を、開幕の7月12日までに内野のレギュラー4人で完遂させる。

 昨秋の県大会では夏の甲子園に出場した日大山形から6点、今春の決勝では鶴岡東から8点を奪うなど、力を示してきた。「一つ上の先輩たちから走塁練習をやってきた。そこに関してはどこにも負けない自信がある」。攻撃も更に磨きをかけ、足で相手をかき乱す。

 県内の強敵をもう一息のところまで追い込み、つかみ取った第2シード。これまでに築き上げた自信を胸に夏を戦い抜く。「あと一歩で『勝てる、甲子園に出場できる』と思っている。自分たちが山形城北の歴史を変えます」。気を緩めず一戦必勝で戦い、新たな歴史を刻む。

(山崎 賢人)

 〇…日大山形が“雪辱”を果たし、2連覇を達成する。昨夏の甲子園に出場したチームは、昨秋と今春で鶴岡東に連敗。今大会では順当に勝ち上がると準決勝で対戦する。「もう3度目はないという覚悟で練習している」と笹大夏主将(3年)。春季東北大会で出た走塁面の課題を改善し、20度目となる夏の甲子園出場を目指す。

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