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井上尚弥スパーリングスタート 次戦左利きのドヘニーとの対戦有力視される中「(スパーリング相手は)サウスポーですね」とニヤリ 

スポーツ報知 2024年6月28日 17時28分

 プロボクシングの世界4団体スーパーバンタム級(55・3キロ以下)統一王者・井上尚弥(大橋)が28日、都内で取材に応じた。9月に都内でサウスポーのWBO2位TJ・ドヘニー(アイルランド)と防衛戦を行うことが有力視されている次戦について、「来月には発表できると思う」と交渉が順調に進んでいることを示唆した。27日からスパーリングを開始。東洋太平洋フェザー級(57・1キロ以下)1位で左構えの中野幹士(帝拳)相手に5ラウンド行い、「(中野は)サウスポーですね」ととぼけたような表情でニヤリ。「できはよかった」と手応えがあったことも口にした。

 WBAから同級1位のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との指名試合を9月25日までに行うよう指令があったが、「スーパー王者だから関係ない。出たタイミングや(アフマダリエフの)プロモーターの発言、嫌がらせチックなものを感じました」と首をかしげた。

 その上で「ベルトにはこだわらない。剥奪(はくだつ)されるなら、それでいい」とし、試合の価値や自身が戦いたいと思う相手との対戦を優先する姿勢を改めて示した。

 この日はWOWOWで来月15日、午後9時から放送、配信される「井上尚弥・井上拓真出演!エキサイトマッチ SP 『「井上尚弥 vs ネリ』『井上拓真 vs 石田匠』」のスペシャルゲストとして、収録に参加。5月6日に東京ドームで行われたルイス・ネリ(メキシコ)との一戦を、番組では初めて共演となった弟でWBA世界バンタム級(53・5キロ以下)王者の拓真と振り返り、「楽しかったです」と笑顔だった。

 バンタム級は拓真含め主要4団体の王者がすべて日本人。弟との統一戦が見たい相手について報道陣に問われ、「武居由樹」と冗談で実現の可能性の薄い同じ大橋ジムのWBO王者の名前を挙げ、笑いを誘った。その後、「どちらとも楽しみ。WBCでもIBFもどちらも同じサウスポーで強いので」とWBC王者の中谷潤人(M・T)、IBFの西田凌佑(六島)との対戦を期待した。

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