◆JERAセ・リーグ ヤクルト6―1阪神(29日・神宮)
阪神は先発の伊藤将が初回に3点を奪われ、後手に回った。さらに3回1死一塁の守りでは、オスナを併殺コースの二ゴロに打ち取ったが、二塁・中野からの送球を遊撃・小幡が落球。一、二塁とピンチが広がり、そこから3連打で2点を追加された。29日に1軍に初出場した野口は5回の代打で死球。その時点で3打数無安打だった森下に代わって右翼に入った。惜しくも初安打はなかったが、9回には強烈な三直を放った。
以下は試合後の岡田彰布監督の一問一答
―伊藤将はボールが高かった
「高いよ、もう。なあ、初回も全部高かったなあ」
―修正しきれず
「いや、2回から低めにいきだしたやんか。あれ(3回に)ゲッツーとってたら、別にどうってことなかったんや。あのままいっとると思うけどな」
―ミスが出た時に踏ん張れたら
「打順的に一番ミスが出たらあかん打順やんか、なあ。バッターの足と打球の速さ考えたら、流れでゲッツーをとるケースじゃないやんか。1個ずつポンポンとやっても、ゲッツーとれる打球やろ? バッターの足とか考えたら」
―神宮で3点差なら展開は分からなかった
「いや全然(分からない)、そんなもん」
―奥川はつけ入る隙もありそうだった
「あったよ、それは。(3回に)2点取ってからな、うん(楽にさせた)。完全に流れがこんわな」
―野口の内容は
「ええんちゃうの? そら誰が見てもええやろ。悪ないやんか、なんで? 聞くような質問ちゃうよ、誰が見てもええやんか。打球を見ても」
―初出場だが、積極的にバットも出ていた
「だから、ちゃんと打ってるから。ストライクをあないして打てばええだけの話やから。点入れへんときは、みんなボール球やろ、打ってるの。そういうことやろ」
―逆に森下は悪かった
「そんなん悪いどころちゃうよ。一緒や、ナンボ言うてもあかんわ。きのうのミーティングを聞かせてやりたいわ。ナンボ言うても一緒や」