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「スーパースターになって日本に帰る」レスリング日体大6人衆が金メダルリレー目指す

スポーツ報知 2024年6月30日 6時0分

 パリ五輪に卒業生を含め6人が出場する日体大レスリング部が29日、都内で壮行会を行った。3年生で女子53キロ級の藤波朱理は「小さい時に五輪を見て夢、元気、勇気をもらった。今度は私がそれを与える番。自分らしく楽しんで試合をして、必ず金メダルを獲得する」と抱負を述べた。

 同部関係者によれば、これまで五輪で金3を含むメダル14個を獲得している名門も、金メダリストは1988年ソウル五輪52キロ級の佐藤満が最後だ。今大会では藤波と男子グレコローマンスタイル60キロ級の文田健一郎、67キロ級の曽我部京太郎、77キロ級の日下尚、同フリースタイル57キロ級の樋口黎、65キロ級の清岡幸大郎が出場する。日本代表13人の約半数を占め、いずれも優勝候補。松本慎吾監督(46)は「日体大史上最強のメンバー」と胸を張った。

 先陣を切るのは8月6日に決勝が行われる文田だ。21年東京五輪は無念の銀。「あの経験があったから、パリでは最高の成績にできたと思えるように」と雪辱に燃える。7日に世界ランキング1位の日下、8日に公式戦133連勝中の藤波と曽我部、9日に樋口、11日(いずれも現地時間)に清岡が決勝を戦う。

 16年リオ五輪銀の樋口は「ソウル以降、金メダルが途絶えていると言われているのに終止符を打つ」と宣言。大トリを務める清岡も「スーパースターになって日本に帰ってきたい」と掲げ、日体大“金メダルリレー”を誓った。(林 直史)

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