Infoseek 楽天

大谷翔平2打席連続27号はならず 中堅に2戦ぶりの26号ソロ、3打席目は好機で四球

スポーツ報知 2024年6月30日 9時25分

◆米大リーグ ジャイアンツ―ドジャース(29日、米カリフォルニア州サンフランシスコ=オラクルパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が29日(日本時間30日)、敵地・ジャイアンツ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、2打席目に26号ソロを放つと、1点を追う4回2死一、三塁の3打席目は、四球を選んで出塁し、2打席連続本塁打はならなかった。

  ジャイアンツの先発は、エリック・ミラー投手(26)。今季メジャーデビューした左腕で、試合前の時点で39試合に登板して2勝2敗、防御率3・79だった。1回のみの登板だった「オープナー」での起用。大谷は今季2打席で対戦して2三振だったが、この試合の初回先頭の1打席目でもフルカウントから7球目の外角低めスライダーに手が出て空振り三振を喫した。

 1―1の同点で迎えた3回1死走者なしの2打席目。1ボール2ストライクから2球ファウルで粘った6球目だった。2番手右腕・ハワードの甘く入った85・6マイル(約137・8キロ)を捉え中堅へ打球速度109・7マイル(約175・7キロ)、打球角度35度、飛距離412フィート(約126メートル)という26号ソロを運んだ。3点を追う4回はラックスの適時打などで1点差に迫り、2死一、三塁で打席に立ったが四球だった。

 前日の28日(同29日)は史上4人目となる26号3試合連続先頭打者本塁打が出るかに注目が集まったが、球審の微妙な判定にも泣かされて1打席目は3球三振。5回1死三塁の3打席目は申告敬遠で歩かされるなど、3打数1安打で2試合連続本塁打と10試合連続打点が止まった。チームもサヨナラ負けで4連勝がストップ。ロハスが安打を放てば24戦全勝だった不敗神話も終わった。

 「スプラッシュヒット」にも注目だ。オラクルパークの右翼場外のマッコビー湾に飛び込む本塁打は「スプラッシュヒット」と呼ばれ、ボートに乗った人たちがホームランボールに群がる光景は名物となっている。正式認定されるのはジャイアンツの選手が放った103本のみだが、日本人ではこれまで1度もない特大弾に期待大。5月14日(同15日)に大谷は右中間最深部へ446フィート(約136メートル)のアーチを放ったが、飛んだ方向が中堅寄りだったことで海まで届くことはなく、「打った瞬間(場外まで)いくかなと思ったんですけど」と悔しさをにじませていた。この日の2打席目の26号も中堅へのアーチで場外に飛び出すことはなかった。

この記事の関連ニュース