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磐田Uー18が2位に浮上…サッカー高円宮杯Uー18プリンスリーグ東海

スポーツ報知 2024年6月30日 8時42分

◆サッカー◇高円宮杯Uー18プリンスリーグ東海 第7節 磐田Uー18 4-1 藤枝東(29日・ヤマハ)

 ジュビロ磐田U―18が首位の藤枝東を4―1で破った。MF石塚蓮歩(れあ、2年)が後半2分に先制点を奪うと、同点の同31分にPKを獲得。同39分にはヘディングでゴールを決めるなど、3得点にからむ活躍を見せた。磐田は勝ち点16で藤枝東と並び、得失点2差の2位に浮上した。

 ホーム・ヤマハのピッチで磐田の背番号14・石塚が躍動した。1―1の後半31分、右サイドでパスを受けると、ドリブルで猛然と前へ。「ここで行かなきゃダメだと思った」。ハーフタイムに、全体的に積極性がないことを西紀寛監督(44)から指摘されて、気合が入っていた。相手DFのタックルをフェイントでかわすと、ワンテンポ遅れて放ったシュートが、滑り込んだ2人目のDFの手を直撃。PK獲得だ。

 ユースの先輩の言葉も残っていた。ベルギーでプレーするFW後藤啓介(19)が、今月のオフを利用して練習に参加。「ドンドン仕掛けろ」と激励されていた。後半2分に左足を思い切り振り抜いて先制点。同39分には180センチの身長を生かしたヘディングでダメ押しゴールだ。今季リーグ戦はここまで2得点だったが、この日だけで2点を積み重ねた。指揮官は「蓮歩の個人技のおかげ」とたたえた。

 首位・藤枝東の快進撃を止め勝ち点でも並んだ。次節は3位・藤枝明誠と対戦する。ただし石塚は累積警告で出られない。覚醒した点取り屋は「頑張ってもらうしかない」。その翌週(7月13日)の、清水エスパルスユースとのダービーで大暴れする。(里見 祐司)

 〇…来季のトップ昇格が決まっているMF川合徳孟(3年)がテクニックを見せた。中盤でパスをさばいて攻撃を組み立てると、後半44分には自ら攻め上がり、ドリブルで2人をかわしてミドルを豪快に突き刺した。「リーグ初ゴールです。シュート練習の成果が出せた」とニッコリ。来季への準備として「もっとフィジカルを鍛え、パスの精度を上げる」と課題を挙げた。

 〇…藤枝東は大量4点を奪われ、今季リーグ戦初黒星を喫した。0―1の後半19分にMF泉孝太郎(2年)が右サイドをドリブルで攻め上がって同点弾。その後もチャンスをつくったが「そこで取り切れなかった」と小林公平監督(39)。得失点差で辛うじて首位を守ったものの、来週の清水エスパルスユース戦が勝負どころになりそうだ。

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