スカッシュの国内最高賞金大会となる「DYNAM CUP(ダイナムカップ) SQ‐CUBE OPEN 2024」(特別協賛・ダイナム)の決勝戦が神奈川・横浜市の「ヨコハマスカッシュスタジアムSQ‐CUBE」で30日、開催された。
男子の世界ランク日本勢最上位58位で日本のスカッシュ界を牽引(けんいん)する机龍之介(26=ダイナム所属)は、世界ランキング76位のカリーム・エル・トーキー(19=エジプト)とフルセットの末、ゲームカウント3対2で勝利。持ち味のスピードとスタミナで激闘を制し、優勝を果たした。
きっ抗した試合を制覇できたことに机は「この1年プロツアーで勝ち抜くすべを得たことが優勝の要因。経験がしっかり生きた」と振り返り、追加種目で初採用が決定した2028年ロス五輪でのメダル獲得に向けて意欲を示した。
この大会は2015年から開催され、16回目を迎えた今年から賞金が引き上げられた。男女の優勝者に総額2万1000USドル(約336万円)の国内最高賞金大会となった。
大会終了後には、ジュニア選手の競技力向上を目的とした特別プログラム「龍之介チャレンジ2024」に参加。子どもたちと笑顔で汗を流した。