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日米15球団視察済 最速153キロ&高校通算45発 偏差値71を誇る難関進学校の逸材は米大学進学も視野

スポーツ報知 2024年7月1日 5時30分

 偏差値71の難関進学校・桐朋(西東京)の高校通算45発を誇る森井翔太郎遊撃手(3年)が30日、国立市内の同校グラウンドで昭和第一学園と夏の公式戦前最後の練習試合に臨み、2―0で勝利した。3打数無安打で迎えた7回1死、中前安打の“ヒット締め”。投げては最速153キロを誇り、日米15球団が熱視線を送る逸材が、西東京の夏を熱くする。

 力強さと柔らかさ。森井が持ち味を発揮して、センター前に鋭い打球を飛ばした。「内容はそこまで良くなかったが、1本出るのと出ないとでは違うんで」。この日の登板はなく、遊撃手として軽快な守備を見せた。初戦となる7日の富士森戦(府中市民)を見据え、表情を引き締めた。

 スカウト陣が「投打両面でハイレベル。志望届を出せば上位で消える」と評価する大器。この日はDeNAの萩原チーム統括本部長が熱視線を送った。今年東大合格者12人の進学校に、すでに全12球団に加え、メジャー3球団も視察に訪れている。「最終的にメジャーでやりたい思いがある。米国の大学なら3年後にドラフトなので」と米大学経由を視野に入れている。米進学か、ドラフトでの国内プロ入りか。「今は考えられない。プロになりたいというのもある。五分五分ぐらいだと思います」と目前の戦いに集中する。

 小学校受験で桐朋小に入学してから、桐朋一筋。「高校野球は最後。出せるMAXのパフォーマンスを出したい」と森井。同校初の甲子園切符を、本気で奪いにいく。(加藤 弘士)

 ◆森井 翔太郎(もりい・しょうたろう)2006年12月15日、東京・府中市生まれ。17歳。桐朋小1年時に住吉ビクトリーで野球を始め、2年時から武蔵府中リトルに所属して4、5年時に全国V。6年時にライオンズジュニア選出。桐朋中では練馬北リトルシニアに在籍後、1年秋から同校軟式野球部でプレー。桐朋では1年夏から三塁のレギュラー。2年秋から遊撃手。183センチ、86キロ。右投左打。

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