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【高校野球】北照が4年連続南北海道大会出場…U18日本代表候補左腕・高橋幸佑が最速更新、7回無失点

スポーツ報知 2024年7月1日 9時31分

◇第106回全国高校野球選手権 南北海道大会小樽地区代表決定戦 北照7-0倶知安=7回コールド=(30日・小樽市営桜ケ丘)

 8地区で代表決定戦が行われた。小樽地区の北照は、U18日本代表候補の左腕・高橋幸佑(3年)が7回を無失点に抑え、倶知安に快勝。1日に札幌地区の代表決定戦が行われ、南北大会に出場する代表32校が決定する。

 最後まで抜かりはなかった。今大会初めて先発のマウンドを任された北照・高橋は5―0で迎えた7回、球威のある直球を軸に3者連続三振。倶知安打線を力技で封じた。最速を1キロ更新する148キロをマークした左腕は「一番自信のある真っすぐで攻めて、こっちの流れにすることを目標にした。それができて勝利につながった」と充実の表情を見せた。

 冷静さもあった。6回、単打や失策などが重なり、1死満塁に。ピンチの場面に笑顔で野手と声を掛け合うと、後続を併殺に仕留めた。高橋は「メンタルトレーニングのおかげで、リラックスできた」と振り返った。

 5月の倶知安との地区代表決定戦(4〇2)は序盤に先行され、全道大会の東海大札幌との1回戦(3●4)では、初回に無死満塁から死球を含む3者連続押し出しを与えるなど、制球が課題だった。今春から本格導入したメンタルトレに加え、上林弘樹監督(44)は「経験が少ないのでとにかく励ましている」と自信の種をまき続けてきた。

 背番号は11で、1番は田中太晟投手(3年)。投手二枚看板の一角をなす高橋は「春は自分のせいで負けた。夏はリベンジから頂点を取ります」と、自らの進化を結果で証明する。

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