テニスの４大大会「ウィンブルドン選手権」は１日から開幕する。男子シングルスで３年ぶり出場の錦織圭（ユニクロ）は１回戦で世界ランク７６位のアルトゥール・ランデルクネク（フランス）と戦う。大会を放映するＷＯＷＯＷの独占インタビューに応じ、意気込みを語った。
―前哨戦を欠場した理由と現状の体の状態を教えてください。
「試合数日前に、練習で（右足首を）軽く捻挫してしまって。痛みが残ったので欠場しました。だいぶ状態は良くなってきてはいます。もう１日あるので試合に向けて準備したいと思います」
―全仏は久々のグランドスラムでしたが、まだまだ通用するなと思った部分を教えてください。
「久しぶりに５セット戦って勝利することができましたし、（２回戦で）シェルトンには負けましたけど、良い試合はできていたかなと思います。体が１００％ではなかったわりには、十分プレーはできていたと思うので、全仏の２試合のお陰で自信がついたと思います」
―逆に克服しないと厳しいと思った部分を教えてください。
「とりあえず体を治してというか、フレッシュな状態で戦えるようにしたいとは思います」
―芝コートで戦う難しさと気を付けている部分は？
「プレーは少し変えていかないといけないですし、より攻撃的になるでしょう。あと、フットワークが難しいので、自分のスピードを活かすことができないのが芝の戦いになります。なるべく自分から攻めていけるようなプレーをしたいですね」
―対戦してみたい選手は？
「まずアルカラスと、何度も試合はしていますけど最近強いディミトロフとか。あとは（シナーら）イタリア勢も強いので対戦してみたいと思っています」
―パリ五輪に向けてクレーで調整するのではなく、芝のウィンブルドンに来ました。ウィンブルドンにかける思いを教えてください。
「久しぶりに戻ってきた場所ですし、やっぱり歴史のある場所で良いプレーを出したいと思います。アグレッシブにプレーして良いプレーをしたいです」