テニスの4大大会「ウィンブルドン選手権」は1日から開幕する。女子シングルスで世界ランク68位の内島萌夏(安藤証券)は1回戦で第10シードのオンス・ジャブール(チュニジア)と戦う。大会を放映するWOWOWの独占インタビューに応じ、意気込みを語った。
―ここまでの仕上がりや手応えはいかがですか。
「テニスキャリアを振り返ってみても、そんなに芝での試合を経験しているわけではないので、正直得意としているサーフェスではないです。シーズンでみても短いシーズンなので、いつものように楽しむことを忘れずにプレーしたいと思います」
―初戦で対戦するジャブール選手の印象はいかがですか。
「彼女は昨年ここで準優勝していますし、長年トップで戦っている選手です。全仏オープンでのサバレンカ選手に続き、またTOP10の選手と大きな舞台で対戦できることはすごく楽しみです」
―芝での戦い方や対策していることを教えてください。
「私はクレーのようにボールが弾むコートが好きなのですが、(芝は)ボールの弾みが弱いので軌道が低く、フットワークなども普段と違います。ボールが速く、自分のペースでラリーができないので、いつもより早く構えたり、軌道の低いラリーでスライスを多用していくことを意識しています。何度練習しても慣れないコートだと感じています」
―出場権を獲得したパリ五輪にかける思いを聞かせてください。
「今年の初めは(世界ランキングが)190位くらいで、代表選出には程遠いと思っていたので、正直今もあまり実感はないです。クレーシーズンは良い戦いができたので、また自分の好きなクレーコートに戻れることは嬉しいですし、国を背負って戦えることは光栄なことなので、出場できてすごくうれしいです」
―今大会にかける意気込みをお聞かせください。
「初戦からタフな相手なので、あまり余計なことは考えずに試合ができればよいと思っています。今回は穂積選手と組ませていただいてダブルスも出場できることになったので、楽しんで思い切りプレーしたいと思います」