テニスの4大大会「ウィンブルドン選手権」は1日から開幕する。男子シングルスで世界ランク84位のダニエル太郎(エイブル)は、1回戦で第11シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と戦う。大会を放映するWOWOWの独占インタビューに応じ、意気込みを語った。
―ここまでの仕上がりや手応えはいかがですか。
「直近2大会ほどはアップダウンが激しかったです。芝は去年と比べても年々しっくりきているし、ロンドンに対しても親近感が湧いているので、楽しんでやっています」
―「しっくりきている」とは具体的にどんなイメージでしょうか。
「初めて芝のトーナメントにでた時はすごく不自然な感じがしていて、自分のテニスができないサーフェスだと思っていたのですが、去年から今年と練習してきて、しっかり集中して自分の強みもうまく生かせるようになり、苦手意識も克服できていると思います」
―芝での戦い方や対策していることを教えてください。
「他のサーフェスと比べて動きが難しいです。守るときの動きに気を付けないと、滑りやすいのでけがもしやすいです。そこで楽に動けるようになるとラリーもつながりやすくなるのですけど」
―初戦で対戦するチチパス選手の印象はいかがでしょうか?
「今のテニスは本当にどちらが先にプレッシャーを仕掛けて主導権を握るかというところが非常に大事なので、相手が誰でもそれは変わらないので、本当に最初の一発目を打てるように積極的にいきたいと思います」
―今大会にかける意気込みをお聞かせください。
「まずは初戦のチチパスに勝つために、いままで取り組んできていることをやり切って、なるべくブレーキかけずに、全部ミスってもいいから打ち続けるっていう、そんな意気込みで入っていきたいと思います」