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【大学野球】元巨人監督・高橋由伸氏が侍ジャパン大学代表で指導「彼らが今後引っ張っていく世代」

スポーツ報知 2024年7月1日 16時48分

 元巨人監督の高橋由伸氏(49)=スポーツ報知評論家=が、神奈川・平塚市で行われている侍ジャパン大学代表の合宿で臨時コーチを2日間にわたって務めた。

 2日目の1日は社会人選手で構成されたU―23代表と練習試合を行い、由伸氏もベンチに入った。「バッターの1打席、1球の反応を見て試合後に少し伝えさせてもらったつもり。それ以外のところは堀井(哲也)監督や他のコーチのやりとりを見ながら」と学ぶこともあった様子で充実の表情を見せた。試合については「積極性が非常によかった。アドバイスしたことをヒントにしてくれたらいいな」と振り返った。

 グラウンドでプレーを間近で見るのは久しぶり。アマチュア界トップクラスのプレーを目にし、「打つも、投げるもすべてにおいてレベルの高い選手たち。考えている、求めていることも非常に高い。みんなそれぞれうまくなりたいという熱量を感じました」とエネルギーを受け取った。

 2日間、選手と密にコミュニケーションを取った。前日(6月30日)に「コースの打ち方とかを少し話をさせていただいた」とアドバイスを送った飯山志夢外野手(もとむ、4年=立正大)はこの日、二塁打2本を含む3安打。山縣秀内野手(4年=早大)は「巨人ファンなのでうれしくて。バチバチの世代」と感激。スイングを見てもらい、「バットを最後まで残して」と助言を受けた。選手にとってかけがえのない時間となった。

 侍ジャパン大学代表は、7月にチェコ、オランダで開催される「第43回プラハベースボールウィーク」と「第31回ハーレムベースボールウィーク」に出場する。「何があっても驚かないこと。自分たちのプレーをするということが一番。彼らが今後引っ張っていく世代。いろんなものを経験して野球界を引っ張っていってほしい」とエールを送った。(臼井 恭香)

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