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井手上漠、高橋ひかる主演「顔に泥を塗る」物語の鍵となる“メイク”監修「私にとって美容家としての第一歩」

スポーツ報知 2024年7月2日 6時30分

 7月13日スタートの高橋ひかる主演のテレビ朝日系土曜ナイトドラマ「顔に泥を塗る」(土曜・午後11時半)のメインビジュアルがこのほど公開され、物語の鍵となる“メイク”監修をジェンダーレスモデルの井手上漠が務めることが分かった。

 同作はSNSで大きな反響を呼んだヨシカズ原作の人気コミック「顔に泥を塗る」(ゼノンコミックス/コアミックス)を高橋主演でドラマ化。運命的に出会ったメイク男子に施してもらったメイクをきっかけに前に踏み出しはじめた主人公・柚原美紅(高橋)が、モラハラ男へと変ぼうした彼氏に立ち向かい、メイクの力で人生を変えていくという「人生逆転ラブストーリー」だ。

 このほど、メイクの力で人生を変えていく“ヒロイン×3人の男たち”の関係性を写し出す危うくも美しいメインビジュアルが完成。

 原作第1巻の書影をオマージュした主人公・美紅を演じる高橋の姿はじめ、メイクを通して美紅に大きな影響を与えるメイク男子・高倉イヴ役の木村慧人(FANTASTICS)、メイクをきっかけにモラハラ男へと変ぼうする彼氏・結城悠久=通称・ハル役の西垣匠、そして美紅やハルに近づいていくがその目的は不明の鬼武柊真役の高野洸がそれぞれ、印象的なコスメと共に高橋と意味深に絡み合う姿が。

 メイクを通して人生を変えていく美紅との関係性を表現したビジュアルは、危うさと美しさを感じさせ、前に踏み出す美紅の行方を暗示させるかのようで、ますますドラマへの期待を高める形だ。

 そして、美紅の人生を変え、イヴの自由に生きる糧であり、ハルをモラハラ男へと変ぼうさせるきっかけでもある“メイク”。本作を描くうえで重要な鍵となるメイクの監修を手がけるのが井手上。2018年に「第31回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でDDセルフプロデュース賞を受賞し、「可愛(かわい)すぎるジュノンボーイ」で一躍注目を集めた井手上は現在、ジェンダーレスモデルとして活躍中。

 近年ではドラマやバラエティー番組にも出演。22年には自身がプロデュースするジェンダーレスファッションブランド「BAAKU」を発表するなど、活躍の場を広げている。

 実はモデルやタレント活動と並行して美容専門学校に通い、国際メイクアップアーティスト検定1級を取得。世界的に通用するメイクのスキルを持つ井手上が本作で自身初となるメイク監修を担い、物語の世界をより華やかに彩る。

 井手上はメイクに向き合う美紅やイヴの姿に自身の経験を重ね、「美紅がメイクの力を借りて自己肯定感があがっていく様子は応援したくなりますし、イヴのメイクに対する『誰かのためにするものではなく、自分を表現する方法』という考えにもとても共感できました」とコメント。

 特にイヴを演じる木村のメイクにはこだわりを見せ、「中性的でありながらも美人顔をメイクで創り上げて、木村さんの異なった魅力を創出できればと工夫した」という。

 さらに、7月13日の初回放送では、井手上が手掛けたメイクで木村の女装姿を初披露。まぶしいくらいに自由に生きるイヴを、まぶしいほどに艶やかなメイクの超絶ビジュアルで体現する木村の姿に期待が高まる。

 ◆井手上漠(メイク監修)コメント(原文ママ)

 この度、メイク監修という重要な役割を担わせていただく事となり、大変光栄に思うと共に責任の重さを痛感しています。

 芸能のお仕事と共に美容関係のお仕事は常にお受け出来るよう視野に入れ、高校卒業後には美容専門学校に通い資格も得て専門的な知識とスキル身に着けて参りましたので、今回のお話しはとても嬉(うれ)しく、また楽しみです。私自身、外見を磨くうちに内面も明るくなる経験をしているので、原作を読んでいて主人公の美紅がメイクの力を借りて自己肯定感があがっていく様子は応援したくなりますし、イヴのメイクに対する「誰かのためにするものではなく、自分を表現する方法」という考えにもとても共感できました。

 今回イヴの女装シーンでは敢えて中性顔になるようこだわりました。というのは、木村さんのお顔がとにかく美形なので無理やり可愛い系に寄せるよりも、中性的でありながらも美人顔をメイクで創り上げる方が原作のイメージにも近くなると考え、木村さんの異なった魅力を創出できればと工夫を施しました。骨格と眉毛には特にこだわっていて、男性的骨格はシャドーを使って整え、眉毛は優しくも凛(りん)とした眉を作っています。ぜひドラマを通してこの辺りのメイクアレンジを楽しみにしていただければと思います。

 イヴは物語が進むにつれ様々なメイクやファッションによって、仕草やテンションにもさらにアレンジを施していきます。私にとって美容家としての第一歩となる今作に関わらせていただき、とてもやり甲斐を感じていますし、ご覧になっていただく皆様に楽しんでいただけるよう精進致します。この作品が楽しんでいただくだけではなく、心にも良い影響を与えていけたら幸いです!

 ◆第1話あらすじ

 デパートの受付で働く柚原美紅(高橋ひかる)は、同棲中のエリート弁護士の彼氏・結城悠久=通称・ハル(西垣匠)からナチュラルな方がいいと言われるがまま、いつも化粧は控えめ。メイクの腕も上達しないままだった。ところが、職場の先輩にはちゃんとメイクをするように指摘され、大人しい印象のためかお客様からも侮られているような気がして悩んでいた矢先、メイク男子・高倉イヴ(木村慧人)に出会う。キレイなメイクで颯爽(さっそう)と歩くイヴの姿が眩(まぶ)しく映り、思わず「赤い口紅、とってもお似合いです!」と声をかける美紅。女装を好奇な目で見る人もいる中、純粋に褒めてくれた美紅に好感を抱いたイヴは、メイクがうまくできないという美紅にメイクをしてあげると申し出る。真っ赤なリップのメイクを施してもらい、生まれて初めて自分のことをキレイだと思えた美紅はきっとハルも喜んでくれるはずと、ハルの帰宅を心待ちにしていた。しかし美紅の顔を見たハルの反応は予想外なものだった――ハルは洗面所に向かうと、次の瞬間、美紅の頭からクレンジングオイルをドボドボとかけだし…!

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