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浦和、堀之内聖SDが声明「誠に申し訳ございません」 シーズン途中に強化責任者交代&4選手が退団

スポーツ報知 2024年7月1日 17時35分

 浦和の堀之内聖スポーツダイレクター(SD)が1日、シーズン途中に4選手が退団したチームの現状について、公式サイトで「ファン・サポーターのみなさまへ」と題した声明を発表した。

 主将のDF酒井宏樹、副主将のDFショルツがともに海外移籍のためチームを離脱。MF岩尾憲がJ2徳島へ移籍し、MFソルバッケンは期限付き移籍期間満了のため退団した。

 堀之内SDは4月、西野努前テクニカルダイレクターの後任として強化責任者に就任。だが、チーム強化を図る夏の移籍期間に主力4選手が退団する事態となった。「シーズン途中で強化責任者が交代し、そしてキャプテンと副キャプテンがチームを離れるという事態により、ファン・サポーターのみなさまにはご不安を与えてしまいまして誠に申し訳ございません」とコメントした。

 今季は公式戦23試合を消化。リーグ戦は現在9位、ルヴァン杯は1次ラウンド3回戦でJ2長崎に敗れて敗退した。堀之内SDは「始動時に描いた成長曲線に対し、現時点でのチームの完成度は後れを取っていると言わざるを得ません」と指摘。「フットボール本部では常時、チーム、選手、スタッフを定量、定性の両面から評価し、補強、改善に取り組んでおりますが、試合毎、或いは試合の中でも時間帯によって好不調の波があるなど安定した闘いができておらず、みなさまのご期待にも応えられていないと感じております」とした。

 一方、来夏にはクラブW杯出場を控えており「世界の強豪クラブに対して堂々と渡り合えるチームを作り、ファン・サポーターのみなさまに誇りに思っていただけるような闘いをお見せするその日から逆算して、闘い方の積み上げを図りながら愚直にチーム作りを継続するというクラブの取り組みに迷いはありません」と強調した。

 今季残る公式戦はリーグ戦の17試合のみで「全てにおいて勝利を目指し、最後まで走り、闘い、貫く覚悟です」とした。最後に「目の前の試合にフォーカスし、勝利のために日々のトレーニングからステップアップしていくことと、クラブワールドカップから逆算した、世界の競合クラブと伍して闘うことのできるチーム作りを両輪として、引き続き強くて魅力あるチーム作りに全力を投じてまいります」と決意を込めた。

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