Infoseek 楽天

西濃運輸の最速152キロ左腕・吉田聖弥 同世代の大学日本代表のドラフト候補を三振に仕留め「借りを返せたかな」

スポーツ報知 2024年7月1日 18時4分

 最速152キロ左腕の西濃運輸・吉田聖弥(22)が1日、神奈川・バッティングパレス相石スタジアムひらつかで行われた侍ジャパンU23代表選考合宿で、大学日本代表との練習試合に登板。2回2安打1失点1奪三振で、今秋ドラフト候補の片りんをのぞかせた。

 雨が降る中、3回から2番手としてマウンドに上がった吉田は、杉内俊哉(巨人投手チーフコーチ)を参考にした力みのないフォームでキレのあるボールを繰り出した。先頭の大商大・渡部聖弥(4年=広陵)を外角低めの直球で空振り三振。高卒4年目の左腕は「春先のオープン戦では、ホームランを打たれていた。渡部には借りを返せたかな」と、下の名前が同じ強打者を抑え、はにかんだ。伊万里農林時代は3年夏の佐賀大会8強が最高で、直球の最速は138キロ。西濃運輸に入社後、体幹トレーニングに励みながら、栄養についても独学で知識を蓄えた。高校3年時の175センチ、60キロから体重は78キロに増量。昨年、痛めた左肩の状態も回復し、球速は高校時代から14キロ上昇した。

 都市対抗の初戦を20日に控え、この日の最速は146キロ。視察したプロのスカウトは「都市対抗の予選の時はもっと出力が高かった。チェンジアップも使える先発タイプ。今年の社会人では上の方」と評した。

この記事の関連ニュース