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松本幸四郎、43年ぶり「裏表太閤記」再演で猿翁さんに敬意「スケール、エネルギー、熱量を受け継ぎ…」父、息子と高麗屋3代共演

スポーツ報知 2024年7月1日 23時18分

 歌舞伎俳優の松本幸四郎が1日、東京・歌舞伎座で「七月大歌舞伎」(24日・千秋楽)夜の部「裏表太閤記」に出演し、豊臣秀吉、鈴木喜多頭重成、孫悟空の3役を演じて宙乗りも披露した。

 3代目市川猿之助(2代目猿翁)が手掛けた1981年の初演以来、43年ぶりの再演。天下人・豊臣秀吉の出世物語「太閤記」から、秀吉の活躍が光る“表”の物語と、その輝かしい光の陰にあるライバル・明智光秀らの悲劇的な“裏”の物語を巧みに織り交ぜた。天下人の出世物語を巧みに描いた伝説の舞台が、新たな構想で幕を開けた。

 秀吉、鈴木喜多頭重成、孫悟空の3役を演じる幸四郎は早替わり、本水の立ち回り、宙乗りなどに挑戦。「猿翁のおじさまが43年前に作られたものです。そのスケール、エネルギー、熱量を受け継ぎ、今の時代に合わせ、興奮して見ていただける歌舞伎を作り出したい」と声を弾ませた。幸四郎にとっては父・松本白鸚、息子・市川染五郎との高麗屋3代共演となった。

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