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増田陸「日本はあくまで通過点。勝って世界の資格を証明する」18日、日本バンタム級王者・富施郁哉に挑戦

スポーツ報知 2024年7月2日 13時32分

◆プロボクシング▽日本バンタム級タイトルマッチ10回戦 王者・富施郁哉―同級1位・増田陸(18日、後楽園ホール)

 日本バンタム級1位・増田陸(帝拳)が、世界戦線に名乗りを挙げる。日本同級王者・富施郁哉(ワタナベ)に挑戦する増田は2日、都内のジムで2度目の日本タイトル挑戦に向け調整に励んだ。

 「再戦という意識はないです。相手はサウスポー独特のやりにくさがある。距離が遠いし、スピードもある」と王者を分析する。富施とは昨年5月のバンタム級モンスタートーナメント準々決勝で対戦し7回TKO勝ちした。次戦(昨年8月)の準決勝では、わずかプロ4戦目で当時の王者・堤聖也(角海老宝石)に挑戦して判定負け。一方の富施は、堤の王座返上により空位となったタイトルを4月に杉本太一(勝輝)と王座決定戦を行い5回TKO勝ちで新チャンピオンに輝いた。

 一度勝っているからという油断はない。増田が目指すものは目の前のタイトルではなく、もうワンランク上のレベルを狙っていることを強調する。「堤戦に負けてから自分の目標は日本から世界に切り替わった。あくまでも日本は通過点」と言い切る。現在、バンタム級は主要4団体の世界王座がすべて日本人。中谷潤人(WBA)、井上拓真(WBA)、西田凌佑(IBF)、武居由樹(WBO)の4人だ。「すぐにでも世界に挑戦したい気持ちはある」という増田でも、筋道としてまずは地域タイトルを手にする必要がある。「今、バンタム級は世間から注目されている。自分も世界の資格があることを結果で証明する」と、決意を胸にリングに向かう。

 戦績は増田が4勝(4KO)1敗、富施は14勝(3KO)3敗。

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