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尊富士、本格的な実戦稽古再開できず 春場所で新入幕Vも名古屋では十両転落「気にしてもしょうがない」

スポーツ報知 2024年7月2日 14時20分

 大相撲の十両・尊富士(伊勢ケ浜)が2日、名古屋市内の部屋宿舎で名古屋場所(14日初日・ドルフィンズアリーナ)に向け調整した。四股やすり足の基礎運動や、ぶつかり稽古などで汗を流した。

 3月の春場所で110年ぶりとなる新入幕優勝の快挙を果たしたが、14日目の取組で右足首を負傷した影響で、5月の夏場所は全休を余儀なくされた。この日は稽古後に出席した力士会で取材に応じ、患部について「徐々に良くなってきている」と復調をアピールした。

 ただ6月下旬は大阪で部屋の合宿があったが、相撲を取る本格的な実戦稽古はまだ再開できていないという。ただ「(合宿で)基礎をしっかりできて、いい感じだと思います」と前向きなコメント。復活を期す名古屋場所に向けては「徐々に(ペースを)上げていかないと。最後の追い込みで気合を入れて」と話した。

 名古屋場所では十両からの出直しとなる。幕内優勝経験者の十両転落は史上19人目で、V場所から1場所での転落は史上最速となった。ただ尊富士は「別に気にしてもしょうがない。これからしっかり前向きにやっていきたいです」と切り替えていた。

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