浦和の新キャプテンに就任したMF伊藤敦樹(25)が2日、さいたま市内の与野八幡小学校を訪問した。
体育館に集合した児童561人に割れんばかりの大拍手で歓迎され「盛り上がってくれるのはうれしい」。1年生の75人に入学祝として鉛筆をプレゼントし、質問コーナーやじゃんけん大会などで交流した。「今日いた生徒からプロサッカー選手やレッズでプレーする選手が出てきてくれたらうれしい」と期待を寄せた。
同市の母校・道祖土小学校時代の同級生で、現在は与野八幡小で教諭を務める西條千尋さんと再会。当時、同じクラスだったという旧友から「敦樹くんは普段はおとなしいクールな感じだけど、サッカーをするとすごく上手で、クラスのサッカー大会で活躍しちゃうようなとてもかっこいい選手でした」と紹介され、伊藤は「恥ずかしいですね」と照れ笑いを浮かべた。
約13年ぶりの再会に「自分は表舞台で仕事をしているけど、同級生がいろんなところでみんな仕事を頑張ってるんだなと思いました」と感慨深げ。最後は全児童をハイタッチして送り出し、交流会を終えた。
浦和はリーグ後半戦は2連勝と好調。6日は伊藤の実家にほど近いホーム・浦和駒場スタジアムで湘南と対戦する。「今日、小学校の子どもたちがレッズや自分のことを知ってもらい、駒場に来たことを後悔させないようにしっかり勝ちたい。主将としてチームを引っ張って、後半戦が始まっていいスタートを切れてるので、上位陣に食らいついて優勝争いできる位置まで戻りたい」と力を込めた。