◆JERAセ・リーグ 巨人1―2中日(2日・松本)
中日は接戦を制して2連勝を収め、借金5の単独5位となった。
1点を先行されて迎えた5回1死二塁、「1番・三塁」で先発出場した福永裕基内野手が山崎伊の142キロのシュートを捉えて、左中間席ギリギリにアーチを描いた。15試合ぶりの一発は決勝弾となる2号逆転2ラン。「しっかりスイングできた。感触もよく、逆転できたことがうれしい」と声を弾ませた。
先発の小笠原慎之介投手は7回途中まで5安打1失点で4勝目。7回2死一、二塁のピンチを背負っての降板に「最後まで投げたかった」と悔しさをにじませたが、2番手・清水が火消しに成功した。8回は松山、9回はマルティネスの盤石リリーフ陣が1点のリードを守り切った。立浪監督は「(小笠原は)丁寧に投げてくれた。清水もよく抑えてくれたし、ロースコアのゲームは予想されていたので、勝ち切れてよかった」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。