全日本プロレスは１日、都内の事務所で１３日のエディオンアリーナ大阪第２競技場で行う三冠ヘビー級王者・安齊勇馬と挑戦者・諏訪魔の記者会見を開催した。
２０２２年７月以来、９度目の王座奪還に挑む諏訪魔は「久々に三冠のベルトを前に立つと自分の身が引き締まり光栄です。当日は安齊に俺のバックドロップを叩き込みたいなと。１０発かましてＫＯしてやる。それが俺のテーマ。全日本のバックドロップを安齊に叩き込みたい。そして俺がベルトを再び巻く」と決意。３度目の防衛戦となる安齊は「自分は全日本プロレスに諏訪魔選手のスカウトで入団させていただきました。そんな方と三冠をかけて戦えるのは、今、本当に光栄に思います」と敬意を表したが「たとえ何発バックドロップを食らおうと自分が耐えて勝ちます」と必勝を宣言した。
会見中に諏訪魔のスマホに鈴木秀樹からＬＩＮＥ通話で着信。スピーカー機能をオンにして電話に出た諏訪魔に鈴木は「負けろよ。全日本のために負けろ。俺は安齊の方につく。安齊、頑張れ！ 俺は安齊のセコンドに就く」と宣言した。その後も会見中に諏訪魔のスマホが鳴る事態に安齊は「会見中に携帯を持って来ないとか、マナーモードにするとか、普通なら絶対、わかることなのに、専務なのにっていうのが率直な感想ですね。バカなのかなって」と断じた。これに諏訪魔は「こういう場で上司をバカ呼ばわりしちゃダメだよ」とたしなめたが安齊は苦笑していた。