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父は元プロ野球選手、16歳・比嘉もえはAS界「100年に1度の逸材」…奥野史子さんが語った魅力

スポーツ報知 2024年7月3日 15時10分

 アーティスティックスイミング(AS)でバルセロナ五輪銅メダリストの奥野史子さんが3日、東京ビッグサイトで始まった「スポーツチーム・アスリート向け総合展2024―Japan Sports Week―」(5日まで。業界関係者のみ公開。一般入場不可)のトークセッションに登壇した。

 奥野さんはAS界「100年に1度の逸材」として、パリ五輪に出場する16歳の比嘉もえへの期待を語った。比嘉の父はプロ野球・広島でプレーした寿光さん。奥野さんは「デュエットは若い力から本当に台頭してきている」と指摘。「比嘉選手は、本当に鋼のメンタル。身長も高くて、スタイル抜群で、ビジュアル最高です。そして技術力もめちゃくちゃ高い。彼女を中心に日本はこれからどんどん世界に戦っていけると思っています」と目を細めた。

 またASでは東京五輪時からルールが大幅に変更された。奥野さんは「違う競技ではないかっていうぐらいガラッと変わりました。フィギュアスケートと同じ、テクニカルコントローラーという、申請した技を全部できたかどうかをチェックする人がいる。それができなかった(=ベースマーク)場合、すごい勢いで点数が下がる」と解説した。

 そして「ベースマークを一つでも取ったら、恐らく優勝はできない。今回見ていただく時に、日本がベースマークを取るか取らないかっていうのはまずチェックです。ベースマークをどこの国がいくつ取ってしまったか、取らなかったところがまず上位になります。その中からジャッジが採点する素点がいかに高いところ、完成度がいかに高くいけたかっていうので順位が決まってくる」と見所を説明した。

 さらに「ASは今まである程度、順位が決まってたんです。今回は出てこないロシアとウクライナ。中国、日本などがメダルを取ってたんですけど、今回は本当にどこがメダルを取るか分かりません。スペインやアメリカが非常に強くなっている。この辺りで、日本もうまくいけば金メダルを取れる可能性が出てきました」と聴衆に呼びかけていた。

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