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ルーキーの大江原比呂騎手が函館2歳Sで重賞初挑戦へ「今はまだ楽しみの方が大きいです」

スポーツ報知 2024年7月3日 15時43分

  ルーキーの大江原比呂騎手=美浦・武市康男厩舎=が、函館2歳S・G3(7月13日、函館競馬場・芝1200メートル)で重賞に初騎乗する予定であることが7月3日、分かった。自らが手綱を執り、6月29日の福島6R・2歳新馬戦(ダート1150メートル)を制したラインパシオン(牝、美浦・水野貴広厩舎、父シルバーステート)と、続けてコンビを組んでの挑戦となる。美浦所属のルーキーでは調教助手から転身した坂口智康騎手が東京ジャンプS(ロードトゥフェイム8着)で既に重賞に騎乗しているが、JRA競馬学校卒業組では一番乗りとなりそうだ。栗東所属では高杉吏麒騎手(金鯱賞=ワイドエンペラー6着)、吉村誠之助騎手(読売マイラーズC=ボルザコフスキー9着)、柴田裕一郎騎手(葵S=ジョーローリット18着)の3人が、すでに重賞初騎乗を果たしている。

 水野調教師は「レース後、オーナーと相談し『せっかくだから』ということで決めました」と経緯を説明。大江原比騎手は「聞いたときは、『ありがたい』という気持ちでいっぱいでした。まだ実感はないし、今は楽しみな気持ちの方が大きいです。新馬戦はいい競馬ができたので、それに続けるようにしたい。栗東の同期も重賞でいい競馬をしていますし、頑張りたいです」と、言葉に力を込めた。

 ラインパシオンの母は2008年ファンタジーSを制したイナズマアマリリス。血統的に芝適性は高く、トレーナーも「元々、軽い走りで芝でおろそうと思っていた馬。こちらの想像以上の走りをしてくれた」と、自信をのぞかせた。同馬は今週中に函館に移動する予定。

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