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ロバーツ監督「彼1人が責任を背負うことはない」「リスペクト」大谷翔平の本塁打競争辞退に理解示す

スポーツ報知 2024年7月3日 17時21分

◆米大リーグ ドジャース6×―5ダイヤモンドバックス(2日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が2日(日本時間3日)、7月初戦の本拠地・ダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」でフル出場し、一時逆転の27号2ランを放つなど5打数3安打2打点をマークし、日本人3人目となるメジャー通算500打点も達成した。三塁打が出ればサイクル安打という9回の5打席目は空振り三振に倒れたが、ドジャースは1点を追う9回2死走者なしから劇的なサヨナラ勝ちをした。

 大谷は試合後、16日(同17日)にレンジャーズの本拠地・テキサス州アーリントン(グローブライフフィールド)で行われるメジャーリーグのオールスターゲーム前日のホームランダービーの参加について「話しが来て色々話して、リハビリがあるので、なかなか(スイング数などの)ボリュームも多いですし、今回は出ない方向で進むんじゃないかなと思います」と3年連続で辞退する方向性を示した。

 ロバーツ監督は大谷の意向について「彼がドジャースに来た理由はチャンピオンシップで勝利するためだ。MLBを彼1人が責任で背負うことはない。彼は自分の責任感を重要視する人で、彼はオールスターゲームのスターであり、ファンのために以前ホームランダービーに参加したこともある。でも彼はリハビリ中であり、体をケアしてベストの状態でドジャースでプレーすることが仕事だとサインしたのだ。リハビリをしていないノーマルな状況であれば、彼は参加したいだろう。しかし、何かが重なり合っているときに、誰にとってもかなり独特なほどのスイング量と強度が求められるもの(ホームランダービー)に参加して何かあったら翔平だけでなく、ドジャースもファンも落胆することだろう。そもそもこれは、主にエキシビションなのだから。彼にはこれが重くのしかかっているだろうが、辞退したことも、リハビリが結果的に進めば気分が良くなるだろう。彼はプレーしているだけでも野球界に大きく貢献している。これは(球団内でも)みんなで話し合ったこと。私はそれをリスペクトする。彼はドジャースの勝利に貢献することで契約したのだから、それを邪魔するべきではない」と理解を示した。

 

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