Infoseek 楽天

数センチの工夫で巨人2軍の連敗を止めた 山瀬慎之助、満塁一掃の決勝打「食らいつきました」

スポーツ報知 2024年7月4日 6時30分

◆イースタン・リーグ ロッテ2―5巨人(3日・ロッテ)

 巨人の山瀬慎之助捕手(23)が3日、チームの連敗を2で止める決勝の3点適時二塁打を放った。イースタン・ロッテ戦(ロッテ浦和)に「8番・捕手」で出場。2―2の同点で迎えた8回2死満塁の好機で2番手・沢田に対すると、1ボール2ストライクから内角高めの直球を振り抜き、左中間を破った。「2ストライクからのアプローチがテーマなので、何とか三振以外の結果で終わろうと食らいつきました」とうなずいた。

 数センチの工夫が生きている。打席では2ストライク後、指2本分バットを短く持つことで対応力の向上を図り、6月30日の同DeNA戦(府中)から2戦連続の長打と打点をマーク。「うまくはまってくれている。安打が出ている感覚をヒントにしたい」と分析し、さらなる打力向上につなげていく。

 5月8日に今季初昇格したが、1試合の出場で2打数無安打で同20日に2軍降格。再昇格へ向けて「岸さん(岸田)、(大城)卓三さんよりも打つことが目標。打撃で勝ったら勝負できる」。高い守備力を生かすためにも、打力のレベルアップを目指していく。(小島 和之)

この記事の関連ニュース