ドジャース・大谷がメジャーで500打点を達成した。この日までの通算501打点のうち437打点はエンゼルスでの6シーズンで積み重ねた。ドジャーブルーに身を包んだ大谷がどう変わったか、変わっていないか。エ軍時代をよく知る元担当記者たちが、印象を語った。
エリカ・ウエストン記者(バリー・スポーツ・ウエスト、リポーター)
「翔平がドジャースに移籍した後も、日本の大勢のファンの方々が今もエンゼルスを応援してくれていることにとても感謝しているわ。今でも私のSNSに日本のファンのレスポンスがたくさんあるのよ。それはとてもスペシャルなことで、本当にありがたいと思っています。
エンゼルス時代も彼は冗談好きで明るい性格。ドジャースに移ってから彼が変わったとは思わないわね。本当に冗談ばかり言っている「ジョーク・スター」だったもの。彼が笑うこと、チームメートと冗談を言い合うことが大好きだというのは、出会った頃から知っています。
違いがあるとしたら、チームの雰囲気かな。ドジャースにはチャンピオンチームとしての歴史や威厳、華があるだけでなく、自分以外にもスタープレーヤーが何人もいる。彼ひとりだけがチームを引っ張らなくてもいい環境だから、以前よりも野球そのものをもっと楽しめているはず。もっと大きいのは今季は投手をしていないこと。大きなストレスがない環境だとかなりリラックスして楽しめるんじゃないかしら?
今年は二刀流ではないことを忘れてエンゼルス時代と比較する人がいるけれど、それは比較にならないと思う。彼は勝ちたいと思っていて、勝てるチームに移籍した。それを責める人は誰ひとりいないし、みんな応援しています」