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大阪松竹座「七月大歌舞伎」開幕 片岡仁左衛門が「義経千本桜」いがみの権太で存在感

スポーツ報知 2024年7月3日 21時5分

 大阪松竹座の夏の風物詩「七月大歌舞伎」が3日、同所で開幕した。

 昼の部は「小さん金五郎」、舞踊「藤娘」「俄獅子(にわかじし)」、初代中村萬壽襲名披露狂言「恋女房染分手綱 重の井」を。夜の部は「義経千本桜」、舞踊「汐汲(しおくみ)」、6代目中村時蔵襲名披露狂言「八重桐廓噺(くるわばなし) 嫗山姥(こもちやまんば)」で熱心な歌舞伎ファンを沸かせた。

 「義経千本桜」では、金をゆすったり、母に金を無心したりする、いがみの権太を務めた片岡仁左衛門が存在感を発揮。茶目っ気と、これまでの親不孝を改心する様を熱演し、客席から大きな拍手が送られた。また「八重桐廓噺(くるわばなし) 嫗山姥(こもちやまんば)」は、6代目中村時蔵が、傾城の荻野屋八重桐を快演した。かつての夫のむごい仕打ちを見事な舞で表現し、しっとりとした色気で客席を魅了した。

 同公演は26日まで上演される。

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