◆JERAセ・リーグ 広島1―2阪神(3日・マツダ)
阪神・岡田彰布監督が、藤本定義に並ぶ球団歴代監督最多の514勝目を挙げた。佐藤輝が今季初の1試合2本塁打と全得点をたたき出す活躍。母校・早大の後輩・先発の大竹が7回2安打1失点(自責点0)の快投で記録に花を添えた。
以下、監督の一問一答。
―佐藤輝が久しぶりに。
「久しぶりやろ」
―神宮で本塁打が出ると話していた。
「まあな。その2点やからな」
―相手バッテリーも佐藤輝を嫌がっていた。
「まあ、最初のな、1打席目やったからな。2打席目か。フォアボールも選んどったし。2打席目も」
―守備もミスもあったが。
「いや、いつもワンバン放れ言うてんのに」
―大竹は持ち味を。
「そうやなあ。まあ、まだちょっと余力残してたけどな。今日はな。まあ、2イニングやったらな。何とか継投いけるしな」
―相変わらず広島との相性もいい。
「いやまあ、あの緩い球を放れるいうことは、自信持っとるんやろな。タイミング外すというかな、緩急を。いうても相手が嫌がってるもんな」
―スコアは2―1だが、勝ち方。
「いや、ファインプレーもあったけどな、どこかで一本出てたら楽やったけどな。まだまだそんな楽には勝てんわ。でも、こないしてしのいでいったら、もうちょい楽な勝ち方ができるようになるんちゃうかな」
―潮目は変わった感じはするか。
「それはヒットも出るようになったし、チャンスをつくれているからな、そこで回ってきた者がな、そこで一本タイムリーでも出たらな、だいぶ楽になるよな、やっぱこういう勝ちな、逃げ切るというかな」
―514勝。
「そんなん関係ないないやん、関係ないってもう(笑い)」
―一つずつ積み重ね。
「うん、それをなあ、おーん、だから7月入って、オールスターまでの区切りやな、そこでどんだけな、貯金積み重ねられるかやろなあ、やっぱり」
―明日の試合が持つ意味は大きい。
「いやいや大きいけど、村上も分かっとるよ、そんなもん。昨日もな、ブルペン見たけど、だいぶ調子もな、いいときに戻っとるよ」
―ここ数日イニングにこだわらない継投。オールスターまでの貯金を。
「そうやなぁ。まずオールスターまでやからなぁ、おーん。まぁだから連投になるけどな、なるべく球数少なく、あんまり負担かからんような球数でな、おーん。オールスターまでちょうどひと区切りやから、そこはひと踏ん張りやな。もうちょっと点取ったらもうちょっと楽にいけるんやけどな、こういうゲーム展開やからしゃーないけど」
ーウイニングボールは。
「そんなん誰も覚えてないやろ。いらんよ」