日本サッカー協会は３日、パリ五輪に臨む男子Ｕ―２３日本代表１８人を発表した。細谷真大（２２）、藤田譲瑠チマ（２２）らがメンバー入り。３枠まで認められる２４歳以上のオーバーエージ（ＯＡ）枠は２００８年の北京五輪以来、４大会ぶりに招集ゼロ。１９６８年メキシコ市五輪「銅」以来の表彰台へ厳しい道のりだが、大岩剛監督（５２）は「金メダルを奪う」と一枚岩で頂点を目指す。
◆２００８年北京五輪ＶＴＲ ＯＡ枠を活用する決断が６月までずれ込んだ。候補だったＦＷ大久保嘉人（神戸）はクラブ側が供出を拒否し、ＭＦ遠藤保仁（Ｇ大阪）は体調不良で招集がかなわず、ＯＡなしで本大会に臨んだ。後のＡ代表の中心を担う長友佑都（ＦＣ東京）、内田篤人（鹿島）、香川真司（Ｃ大阪）、本田圭佑（ＶＶＶ）、岡崎慎司（清水）らを中心に挑んだが、初戦の米国戦は０―１、ナイジェリア戦は１―２と連敗し、オランダ戦は本田が相手を倒して献上したＰＫの１失点で完封負け。３戦全敗で敗退した。