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【ロッテ】高卒2年目右腕・田中晴也がプロ初勝利 記念球は「1球しかないメモリアルなボールなので大切に」

スポーツ報知 2024年7月3日 22時13分

◆パ・リーグ 日本ハム6―9ロッテ(3日・エスコンフィールド)

 ロッテの高卒2年目右腕・田中晴也投手がプロ初勝利を挙げた。プロ2度目の先発は、5回を5安打5失点(自責0)。アイシング姿で見届けた2点ビハインドの6回表の攻撃で、味方打線が一挙5得点を奪い、逆転に成功。勝ち投手の権利が舞い込み、初白星となった。プロ初のお立ち台では「個人としては悔しい投球。今日は野手と後ろで投げてくれた投手の方々が初勝利をプレゼントしてくれた。感謝の気持ちしかない」と感謝を込めた。

 田中晴は、初回は四球を出しながらも佐藤の盗塁阻止もあり、3人で無失点に切り抜けた。3回には先頭の俊足・五十幡を遊失で出塁を許すと、伏見、水谷に連打を浴びてプロ初失点。さらに2死満塁で5番・レイエスを迎えると、初球のスライダーを左中間スタンドに運ばれ、この回だけで5失点となった。

 吉井監督は、田中晴の投球について「よかったですよ。勉強になったところもいっぱいあったと思いますけど、5回しっかり投げてくれたのでよかった」と評価。自身のプロ2年目を思い浮かべ、「自分のことを考えると、2年目と言えば、2軍で四球連発して監督に『能あるタカは爪を隠すと言うけど、お前は隠しっぱなしや』と言われていたころですよ」と明かし、報道陣の笑いを誘った。

 チームは今季エスコンで7戦全敗だったが、ようやく開幕からの連敗が止まった。田中晴は「(ウィニングボールは)プロ野球人生で1球しかないメモリアルなボールなので大切にしたい。次の登板は自分がチームを救って勝てるような投球をしたい」と力を込めた。

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