Jリーグ主催で初の合同会見が大阪市内で開かれ、関西3クラブの3選手が出席。京都カラー・紫一色のネクタイを締めて登壇したMF川崎は「チームの発足から何回も遠征に呼んでもらっている。五輪の舞台で大岩監督とメダルを取りたい」と意気込んだ。
発表の瞬間は妻と車内で迎えた。運転中のため、「2人で音だけで楽しませてもらいました。うれしくなってアクセルを踏みすぎちゃったかな」とニヤリ。パリの印象を聞かれると、「妻がブランド物を安く買えるのかなって。お金を使いすぎないでほしいな(笑い)」と、仲むつまじい夫婦仲を見せた。
G大阪のDF半田は右サイドバック(SB)が本職だが、五輪では左SBとして起用される可能性もある。「(右SBと)動きは逆になるが、1対1には自信がある」と、きっぱり。すると、ボランチの川崎も「僕も必要であれば左サイドバックをやります!」と、合同会見ならではの掛け合いで笑いを誘った。
6月の米国遠征までは藤田が主将を務めていたが、今大会は未定。昨季からクラブ最年少で京都の主将を務める川崎は「いかに全員の士気を合わせるかが重要。キャプテンマークを巻いていても、巻いていなくても、できることをしてチームを支えたい」。チーム愛にあふれる男が金メダルへ導く。(森口 登生)
◆関西クラブ所属の五輪出場選手
▽96年アトランタ FW森岡茂(G)
▽00年シドニー GK都築龍太、DF宮本恒靖、MF稲本潤一(以上G)
▽04年アテネ FW大久保嘉人(C)MF松井大輔(京)
▽08年北京 DF安田理大(G)MF香川真司(C)DF水本裕貴(京)、
▽12年ロンドン MF扇原貴宏、MF山口蛍(以上C)
▽16年リオデジャネイロ ※DF藤春廣輝、MF井手口陽介(以上G)、DF岩波拓也(神)
▽21年東京 DF瀬古歩夢(C)
【注】アトランタ以降。※はオーバーエージ。GはG大阪、CはC大阪、神は神戸、京は京都