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【日本ハム】上原健太が今季初勝利目指し4日・ロッテ戦で先発…3週間ぶりの1軍マウンド「もう怖いものはない」

スポーツ報知 2024年7月4日 8時23分

 日本ハム・上原健太投手(30)が今季初勝利を目指して4日のロッテ戦(エスコン)で先発する。今季は9年目で初めて開幕ローテーション入りしながら、ここまで4登板で3敗、防御率7・27。3週間ぶりの1軍マウンドへ「もう怖いものはない」と腹をくくり、背水の覚悟で開幕3戦目・3月31日(ZOZO)以来となる対決でカモメ斬りに挑む。

 覚悟を決めた上原が、力強く決意を口にした。開幕から4戦3敗、防御率は7点台。「もうこれだけ打たれて、これだけ印象の悪い投球をしたので、特に怖いものはない。そういうつもりで無欲で、無心で投げたい」。約3週間ぶりの1軍登板、“5度目の正直”へ闘志をたぎらせた。

 余計なことは考えず、目の前の打者に集中する。前回の6月11日・中日戦(エスコン)は清水とのバッテリーで7回4安打1失点と力投。打線の援護に恵まれず黒星を喫したが、今季一番の投球で首脳陣にアピールした。ロッテ打線には明大の先輩で、前カードでプロ野球新記録となる8試合連続二塁打を放った岡らが並ぶが「先輩後輩という関係性もあるけど、僕は今そこまで考えている余裕がない」と左腕。「とにかくチームのためにちょっとでも貢献できるような投球を、ということで頭がいっぱい」と懸ける思いをにじませた。

 若手から刺激をもらった。チームは6月に最大9あった貯金が底をつくなど失速したが、2年目の金村や21歳の福島が先発でフル回転。「みんなの疲れが見え始めていることも感じていたし、金村、福島だったりはすごく頑張っているなって。負けないように、早く戻らなきゃ、上で投げなきゃと思っていた」と奮い立たされた。

 3日は本拠地でダッシュ、キャッチボールで汗を流して最終調整。新庄監督からは1軍合流時に「とにかく楽しめ」と激励された。対ロッテは昨季2度の先発で未勝利、今年も前回対決時に4回8安打2失点で降板しており「去年からあまりいいイメージがない。そこは払拭(ふっしょく)したい」。帰ってきた30歳が背水の覚悟でマウンドに上がる。

(堀内 啓太)

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