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桂ざこばさんも登場? 桂吉弥が「地獄八景亡者戯」を8・2喜楽館で披露「米朝、枝雀、吉朝がそろう」

スポーツ報知 2024年7月4日 18時20分

 兵庫県神戸市の落語の定席「神戸新開地・喜楽館」の夏休みスぺシャル企画の発表会が4日、同劇場で行われた。

 3大企画の最初は「納涼ウィーク」(7月29日~8月4日)。会見に出席した桂吉弥が「猫の忠信」(8月1日)「地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ」(同月2日)を演じるなど、怖い話、幽霊が出てくる話などを並べる。また、漫才コンビ「シンデレラエキスプレス」の渡辺裕薫(7月29、30日、8月3、4日)、松原タニシ(7月31日~8月2日)が色物として怪談話を披露する。

 吉弥は師匠・吉朝さんの兄弟子・桂ざこばさんを先月12日に亡くしたばかり。「地獄八景―」は、あの世の寄席も登場することから、吉弥は「ざこば師匠が逝ってもうて『やってくれ』って今、よく言われるんです。キダ・タローさん、(今)くるよ師匠、坂田(利夫)師匠…出演者が多い。一門も米朝、枝雀、ざこば、吉朝らがそろう。ここで見てる場合やない。あっち(あの世)の方が絶対いい」と苦笑い。本来は「大ホールでも嫌がられる」という60~70分の大ネタだが、調整を試みるという。

 また、桂歌之助は、体長150センチほどの骸骨の模型を使う「善光寺骨寄せ」を1年ぶりに演じる。

 続いて8月5~11日は恒例の「鉄道ウィーク」。「撮り鉄」の桂梅団治、小梅の師弟と、「音鉄」の桂しん吉の鉄道ファン3人がPRした。梅団治は「必ず1本は鉄道に関する落語が出てきます」といい、トリは「爆笑鉄道スライドショー」。阪急、阪神、山陽、神鉄の協力・協賛でオリジナルグッズも来場者に配られる。

 8月19日~25日は「親子も楽しいウィーク」と題し、小学生以上の子どもと親を対象にした興行。ラクゴニンジャ(桂福丸)落語の特色を解説を担当し、紙切り、太神楽、どじょうすくいも用意。19~23日に出演する吉弥は「本物の落語を見てもらいたい。子どもは想像力が豊か。夜ばいの話『お玉牛』をやって、めちゃくちゃウケたことも。『たぬきのサイコロ』はばくちの話で『アカンやろ!』という人もおるけど、エエんとちゃうかな」と、敢えて子ども向けに寄せない意向を示した。

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